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サトーについて

SINCE
1912

創業は1912年。野球帽やハンチングなど紳士帽子の製造から始まりました。
3代目から新たに婦人帽子の製造を展開し、海外との取引や工場設立と事業を拡大し、
100年以上に渡り製造を継続してきました。
作り手により仕上がりに大きく差がでる分、10代から住込みで働いてきた職人たちは、
時代と共に変化する帽子に戸惑いながらも、職人のプライドにかけ技能を磨き、
ノウハウを蓄積し、その技術を受け継いできました。

そして、2023年、新たな挑戦に踏み出しました。
帽子を作り続けてきた私たちだからこそ出来ることがあると考え、
その一歩として、がん患者の方が前向きに生きるための
ファッショナブルな帽子ブランドを立ち上げました。
人々がよりよい明日を描けるように、心に寄り添うことを大切にしていきます。

私達が目指すのは、帽子を必要とする人たちのためにつくり、事業としても社会貢献としても成り立たせること。

日本の縫製工場は苦境に立たされています。
安価な海外生産に流れたことをきっかけに、縫製業は廃れ、日本の製造工場は貴重となりました。しかし、仕事はあっても改善し切れない低い水準の工賃、人員不足、同業者や協力工場の相次ぐ廃業に多くの工場が今後の事業継続に不安を抱えています。
私達はこの困難を機に、自分達の力で、自分達にしか出来ないことは何かを熟考し、挑戦する道を選びました。がん患者さんが前向きに生きるためのブランド“CHANVRE MAKI”を立ち上げた背景には、淘汰されつつある縫製業を魅力あるものにしたいという想いも込められています。
課題に取り組み、社会的企業として成り立たせるためには、帽子が好きかどうか、縫製が出来るかどうかは関係ないと思っています。何かを変えたいと思っている私たちと未来に必要なのは、自分達にしか出来ないことを、行動することです。

代表取締役佐藤麻季子

代表取締役佐藤麻季子